Syleena Johnsonの父親で、50年代から活躍するシカゴのソウルシンガー、Syl Johnsonが彼の楽曲を無断で使用したとして多くのアーティストとレコード会社を訴えた。彼とそのマネージメントを行うTwilight Recordsがイリノイ州北部裁判所に訴え出たところによると、彼の楽曲"Different Strokes"を無断で使用、著作権を侵害したとして、Michael Jackson、Will Smith、2 Pac、N.W.A.、KRS-ONEからPeedi Peediまで多数のアーティストに損害賠償を求めている。この訴えにはこれらのアーティストに関わる多くのレコード会社も含まれており、Universal MusicやSony BMG、EMI Capitolなどの名前も挙がっている。
"Different Strokes"は、そのイントロのドラムブレイクがヒップホップ音楽の初期から定番としての人気を誇ってきた楽曲で、ブレイクビーツの入門コンピレー ションとして名高い"Ultimate Breaks & Beats"などにも収録されている。いわゆるサンプリングの「大ネタ」として知られる楽曲だけに使用してきたアーティストも数多く、この訴えが認められ れば多くのアーティストがロイヤリティを支払う必要に迫られることになる。
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