昨年末に新進インディレーベルBodog Musicと契約を結んだDMXだが、同時に制作を発表した新作"Walk With Me Now And You’ll Fly With Me Later"は、通常のラップアルバムとゴスペルアルバムの2枚、別々のアルバムとしてリリースされる運びになるという。DMX自身がMTVのインタビューで明かしたもので、「これまで1年間で新作を2枚(1998年の"It's Dark And Hell Is Hot"と"Flesh Of My Flesh, Blood Of My Blood")をリリースしたのは俺だけだが、今度は同じ日に2枚リリースすることになった。一枚はゲットーの生活や汚い言葉は一切使っていない、神への賛辞のみをテーマにしたゴスペルアルバムさ」と語っており、ゴスペルアルバムをリリースしようと思った動機については「運命の思し召しだ」とのこと。ただし、過去にはヒップホップ・アーティストでもNellyが2004年に"Sweat"、"Suit"の2作を同日発売した事例がある。
またインディレーベルへの移籍についてDMXは｢これまで出したアルバムは5枚連続でNo.1になった。前作"Year Of The Dog"もレーベル側の後押しがあればNo.1になっていたはずさ。俺はもう十分成功して必要な金は持っている。メジャーレーベルのためではなく自分自身のために仕事をしたいからな。Bodogのサポート体制は万全だから満足しているよ｣と現在の心境を明かした。ただし正式な発売日などは未定となっている。
ちなみにBodog社はインターネットカジノの経営で知られており、総合格闘技Bodog Fightやこの音楽レーベル運営など、新たな事業も続々と立ち上げている。
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